夫「今日は凪だよ、と漁師は笑った」
私「それ、何かの引用?」
嵐ではなくても、船酔いがひどい、それでも海釣りに行きたがる夫の自虐ネタだったらしい。
去年、冬の茨城へ海釣りに行った際など、夫は一日ダウン。
夏の、それこそ凪のような東京湾でも酔って、ひたすら「撒き餌」していましたっけ。
高熱で、シーツは寝汗でぐっしょりと濡れていました。
夫に助け起こしてもらい、パソコンを持ってきてもらいます。
4月5日、国務省同窓生プログラムのファイナリストが発表されることになっていました。
国務省同窓生公式ウェブサイトに、おそるおそるアクセスしてみました。
すると、先月提出したプロジェクト企画書に「ファイナリスト」のマークが。
世界中のフルブライトの方々が、プロジェクトをサポートしてくれたお蔭でした。
同窓生プロジェクト(Alumni Engagement Innovation Fund)の企画書の受付締切は、
震災が発生して2日後でした。
地震発生直後、急遽、中長期的に必要な医療救護に何が必要か考え、
被災地における医療データベース構築のプロジェクト企画書を書き、
ウェブに登録できたのは、投票締切の6時間前。
6時間という短い時間で、世界中の国務省同窓生の支持票を獲得して、
企画が通るのは、らくだが針の穴を通るくらい、難しいように見えました。
しかし、蓋を開けてみると、グローバル・ヘルスの分野での単一エントリーでは、
世界最多票が集まっていました。
バングラデシュから、コロンビアから、インドネシアから、イスラエルから、
応援のメッセージが入っています。
「日本は、世界中に支えてもらっている」
そう確信した瞬間でした。
結局、熱が下がらず、帰国予定を延期せざるを得ませんでしたが、
帰国を待つ間、企画書を精緻化し、実行準備を進めているところです。
4月18日に、最終ラウンドの投票に向けた、プロジェクトの最終提案書が締め切られます。
大学や職場の多くの方々のご意見を頂きながら、
より良い最終提案書を仕上げたいと思っています。
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