夕刻はハーバード・ビジネス・スクールに在籍している、K先生にお会いしました。
K医師もフルブライト生で、国務省に提出したプロジェクト提案にご賛同いただいた一人です。
プロジェクト最終提案の詳細を詰めて行くにあたり、
調査項目や調査実施範囲について、実務面からのアイディアを伺うことができました。
米国のビジネス・スクールの1年目は、想像を絶する忙しい毎日です。
私はストレスから、機能性胃腸障害を起こしたこともあります。
そんな中、貴重な時間を割いて相談に乗っていただき、本当にありがたかったです。
帰宅すると、東京医科歯科大学の医療管理学(MMA)コースの同級生で、
北里大学病院のO先生(ご専門は神経難病)から、メールを頂戴しました。
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O先生のご指摘の通り、
地震の直接の被害は建物の損傷など北里大学病院や医学部で軽度ありましたが、
機能停止するような状況ではありませんでした。しかし電力の問題は大きく、多
数かかえていた在宅人工呼吸器療法中のかたがたの安全確保のための対応で次の
1週間は忙殺されました。
同時に被災地の人工呼吸療法の患者さんたちが非常に困ったことになっており、
被災地中核病院のキャパシティーもすぐにいっぱいになるため、そこから広域輸
送で関東や日本海側にヘリで搬送するというシステムの構築(神経学会で受け容
れ施設リストをつくり、依頼施設からの要望をマッチングするようにし、厚労省、
内閣府、防衛省、自衛隊と交渉し、移送手段を確保する)、私自身も今週は福島
県いわき市(原発の問題がおこっているところです)いわき共立病院にいって、
2日間ヘリがとばず足止めをされた末(その間被災地の診療を手伝ってきました)
人工呼吸器装着患者を自衛隊ヘリで2往復して引き取ってきました。
現地の先生方も文字通り不眠不休で働いている方も多く、今は緊張してできてい
ると思いますが、こんな状態が継続したあとの疲労は大変なものと思います。さ
まざまな支援が必要なのですが、それを現場の方々がコーディネートするのは時
間的にも体力的にも無理です。ボランティアもタダ来られても迷惑になってしま
うとう現実があります。私たちが搬送をした日(亀田総合に8名北里大学東病院
に5名の人工呼吸器装着患者さんを搬送、15分おきにヘリが飛び立つ状況)には
水道が復旧せずギブアップとなった病院から百数十名の患者さんを受け入れる準
備に奔走されていました。
今後ますます慢性期医療、介護も必要となり、現地には「災害医療・介護コー
ディネーター」が必要です。数か月単位で腰を据えて援助する人材がなければ、
現地の疲弊はさけられないと思いました。困っている人がいて、助けたい人がい
て、その間をコーディネートする能力が脆弱なために、うまくいっていないと思
います。
現地に先生方にできるだけ多く、この苦労を発信することを約束してきましたの
で、MMAとは直接関係なくて恐縮ですが書かせていただきました。なにかのこと
で関わることがあれば、気にとめてください。
また、現地ではまだガソリン渋滞がありました。原発の風評被害で物資も思うよう
に届きません。
ひとりひとりができることを少しずつでも行い助け合うことを長期間にわたって
行うことが必要だと思います。
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O先生のご指摘の通り、
被災地には、医療者だけではなく、ロジスティクスをアレンジする、
「災害医療・介護コーディネーター」も必要だということは、
阪神淡路大震災の際にも課題として挙がっていました。
阪神淡路大震災の際にも課題として挙がっていました。
さらに、医療者の自己犠牲に甘えることなく、
システマティックに機能する、持続可能な医療・介護制度が、
今回のような緊急の救護活動だけではなく、
通常の「仕組み」としてが必要だということを再確認しました。
システマティックに機能する、持続可能な医療・介護制度が、
今回のような緊急の救護活動だけではなく、
通常の「仕組み」としてが必要だということを再確認しました。
国務省に提案しているプロジェクトが、その一助になってほしいと願うばかりです。
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