2011年3月5日土曜日

同期と、留学という選択を振り返る。

2007-2009年に留学した女友達Sさんに久しぶりに会いました。
Sさんは、卒業後、アメリカに残って、ヘルスケア産業の最前線で活躍しています。
ボストン出張の際、声を掛けて頂いたのでした。

二人とも、ヘルスケア分野に興味があり、
彼女はジョーンズ・ホプキンス大学でMPH(公衆衛生修士)を、
私はウォートン・スクールでMBA(経営学修士)を取得。
仕事を辞め、思い切って留学した仲間です。

30歳という、女性にとって人生の岐路とされる年齢を目前に、
留学という大きな決断をしました。
再就職、結婚、出産、その他もろもろに対して、リスクを取ってみたわけですが、
その選択を、卒業後2年弱と日はまだ浅いですが、振り返ってみました。

「留学中の一番の大きな学び」について、意見が一致したのは、
「自分にとって何が大切か、周囲に振り回されずに優先順位をつけられた」という点。

確かに、プロフェッショナル・スクールの中で、「お勉強」として学ぶことはたくさんありました。
しかし、それ以上に、多様な価値観、多様なバックグラウンドを抱える同級生に揉まれる中で、
自分にとって「これが大切」と言える何かを見出せたのは収穫だった、と。
自分にとって、何が重要かはその時々で変わっていくかもしれないけれど、
節目の年齢で、自分の本心に向き合えたのは、
卒業後のキャリアの選択肢が広がる、などということ以上に、重要なことでした。
家族のこと、仕事のこと、ヘルスケア産業のこと、同級生のこと…、話が尽きず、
あっという間の3時間でした。

Sさん、お忙しい中、貴重なお時間をありがとう。
あなたに会って、4年前に留学した時の初心に立ち返ることができました。

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その日、シエラレオネからメールが入りました。
学部時代の友人で、農業開発コンサルタントを経て、現在は地域開発を担当しています。
夏からは世銀リベリア事務所で勤務とのこと。
頑張るなあ。

世界中で活躍している、この仲間たちと歩み続けていこう、との思いを新たにしました。

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